「この世界の片隅に」クラウドファンディングとタイトルに思うこと

 

この世界の片隅に、私を見つけてくれてありがとう

こんにちは。

つばさです。

今更ですが(2年遅れ(笑))、映画好きの知人に教えてもらったアニメーション映画
「この世界の片隅に」にはまってます。

戦時中の広島から呉に嫁いだ18歳の娘すずの目を通して語られる物語です。

作品のタイトルだけ聞いたときは なんとなく、例えば
「この世の果て」の野島伸司的な作品臭のする映画だろうなあと思いました。

また、いわゆる「キミスイ」的な現代ものだと思っていたら
まるで違っていました。

折しも、テレビで実写版のドラマをやっているので、
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

広瀬すずが何か別の連続ドラマの主役をやるとかで話題になっていて
そのすずとまぎらわしかったり。

アニメだからこそ 伝わるものがある

原作の漫画も、ドラマも映画もみていませんが
YouTubeで映画の映像が断片的にアップされていて、
それらを閲覧した中で印象に残っているのが
不発弾に見せかけた時限爆弾が爆発して、
すずの姪が吹き飛ばされて亡くなり、すず自身も右手を失うのですが
その包帯でぐるぐる巻きにされた右手です。
もし、実写ならば痛々しすぎて直視できなかったと思うのです。

あとは、原爆で大けがをして亡くなってしまう母親のシーンとか。

スプラッター映画がダメな私は、そういうシーンの時は
顔を両手で覆って指の間からのぞいたり
電源スイッチを押して 2,3分待ってからつけたりするほどのやっせんぼなので
その点は作品の世界の中に入り込みやすいと思いました。

 

クラウドファンディングで資金集め

2016年の初公開以来 異例のロングランを続ける「この世界の片隅に」。
クラウドファンディングという手法で
映画を作るための資金を集めたことでも有名です。

皆さんはクラウドファンディングをご存知でしょうか?
クラウドは群衆、ファンディングは資金調達を合わせた造語で
不特定多数の人間がネット経由で財源の提供や協力などを行う手法です。

その手法ゆえに もともとSNSなどで拡散しやすい土壌が
ととのっていたのかもしれません。
当時はまだ珍しかったクラウドファンディングに出資した人たちは
ITリテラシーも高く作品がすばらしいものであれば
必ず自分たちが広告塔になり
宣伝してくれたでしょうから。

なぜ 「片隅で」 ではなく 「片隅に」 なのか

映画の終盤、すずから、夫である周作に向けて放たれる
「この世界の片隅に、わたしを見つけてくれてありがとう。」のセリフ。

これが映画のタイトルになってることは容易に想像がつきます。

この世界の片隅に というタイトルの場合と
この世界の片隅で というタイトルの場合
感じ方に違いがあるでしょうか。

私は

片隅に、の場合は 相手と距離のある片隅
片隅で、の場合は 周作さんも一緒に片隅にいる感覚ですね。

うまく説明できませんが。

そして 「片隅に」の方がよりせつなくてきゅんとしませんか?

なんとなく スピッツのロビンソンの歌詞

片隅に捨てられて呼吸をやめない猫も
どこか似ている抱きあげて無理やりに頬寄せるよ

の持つ世界観と被ってしまうのです。