すき焼きの語源は、鋤(すき)で焼いたから⁈【Word of Wisdom】

すき焼きの語源
こんにちは。つばさです。
3月12日の 『 Words Of Wisdom-ときめく、言葉- 』の言葉は「すき焼き」でした。甘い味付けのすき焼き おいしいですよね。
すき焼きの語源は 諸説ありますが 江戸時代の百姓たちが おなかがすくと 農具の鋤(すき)の金属部分を使って 魚や豆腐を焼いて食べたのが始まりとされています。
また 薄い肉を意味する「剝き身(すきみ)」からきているともいわれています。
おもしろいですねえ。
現代人にも人気のあるアウトドア料理の原型が すでに江戸時代の頃に出来上がっていたとは驚きです。
すき焼きの歴史
明治のころまでは 獣肉を食べる文化のなかった日本人が 牛肉を食べるようになったのは やはり開国により西洋の文化が怒涛のように流れ込んできたことによるものでしょうか。
明治10年には 東京の牛鍋屋は550軒をこえ 健康を保ち衰弱を復するには牛肉が最適である と当時のメディアによって肉食が礼賛されると 当時の食の最先端のトレンドとなっていきます。
「すき焼き」と「牛鍋」
すき焼き は関西風の呼び名 牛鍋 は 関東風の呼び名です。
私は 九州に住んでいるので 断然「すき焼き」の方がなじみがあります。
我が家では まず牛脂をいため おいしいにおいがしてきたら 牛肉を焼きます。重ならないように均一に並べ 肉に火が通ったら 醤油と砂糖を適量入れます。
ここで味を調える必要はありません。白菜や豆腐などから水分が出るので ちょっと濃すぎるかなというくらいでも大丈夫。
鹿児島黒牛で 鹿児島の甘い醤油を使った「すき焼き」。たまりません(笑)
スキヤキ
すきやき と聞いて 坂本九さんの「上を向いて歩こう」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
関係者の証言によると、「上を向いて歩こう」ではタイトルが長くなってしまい アメリカ人がなじみやすい 短くてわかりやすい日本語のタイトルをつけたかったが知っていた日本語が「SUKIYAKI(すきやき)」と「SAYONARA(さよなら)」ぐらいだった。
「サヨナラ」では暗すぎるし、どうすればいいか考えていた中華料理屋で同席していた友人の女性歌手に相談したところ「SUKIYAKI」がいいと言われたこともあり、「SUKIYAKI」になったそうです。
まとめ
3月12日の『 Words Of Wisdom-ときめく、言葉- 』で取り上げられた言葉は「すき焼き」 でした。
現代のアウトドアクッキングにも通じるような すき焼きの語源にビックリ。
この春に進学や就職等で住み慣れた家を離れる人も多いかもしれません。
家族で囲む食卓がすき焼きなら とびきりのごちそうになることまちがいなしですね。(^▽^)/