沢口靖子のドラマ「小吉の女房」レビュー

現在 NHKBSプレミアムで放送中の 『小吉の女房』。沢口靖子が 子ども時代の勝海舟の母親を演じていて とても微笑ましく好感が持てます。

小吉とは 勝海舟の父親の名前。

沢口靖子は 決して 演技派ではないし むしろ 演技派とは対極に位置するような感じを受けます。セリフが棒読みだと揶揄されるのも わかるような気がします。

でも 彼女の魅力は 年齢を重ねても色褪せません。

実に 可憐なのであります。

小吉の幼馴染で ごったましい(鹿児島弁で大きい ごつい いかめしいの意)妻を娶った高橋和也が 小吉の女房を 心底うらやむ場面が描かれたが その気持ちがよくわかるのです。

ただ 彼女の魅力は その可憐さではなく 泣き顔の演技ではないかと思っています。

普通にしているときは それほど魅力を感じないのですが めにいっぱい涙をためた泣き顔だけは 見ているこちらまで泣きたくなってしまいます。

この親にしてこの子あり

大人になった海舟の功績を知らない人などいないと思いますが

人の貴賤を身分や見た目で判断しないお信の生き方を見ていると ここぞというところで幕府の面目など つゆほども気にしない豪胆さなど まさに母譲りだと思ってしまうのです。

原作は?

原作はなく 脚本家山本むつみ氏のオリジナル脚本とのことです。